北上・西和賀

高齢者宅に助っ人 スノーバスターズ 今季活動スタート【西和賀】

民家に積もった雪を取り除くスノーバスターズの会員ら

 西和賀町スノーバスターズ(深沢賢雄会長)は24日、2017年度の活動を開始した。中学生や一般会員らが、町内の高齢者宅などで雪かき作業に励んだ。

 スノーバスターズは自宅の除雪が困難な高齢者や障害者世帯などを対象にボランティアで除雪を行う。会員は中高校生と一般合わせて308人。今冬は町内102世帯で活動する。

 同町沢内字太田の沢内農業者トレーニングセンターで出動式が行われた。深沢会長が「町を一生懸命支えた高齢者は今、支えを必要としている。今季の充実した活動を期待する」とあいさつ。細井洋行町長と米沢光男町社会福祉協議会長の激励後、照井真君(西和賀高校2年)が「自分たちの町を自分たちで守ることを決意し出動する」と誓いの言葉を述べた。

 この後、22地区ごとに活動開始。沢内字太田の佐々木アツさん(90)方では、中高生ら12人が屋根から落ちて積もった雪をスコップで取り除いた。廣田諒子さん(沢内中学校1年)は「初めて参加した。冬を安心して暮らしてもらいたい」と作業に集中。4年目の佐々木奏人君(西和賀高1年)も「地域のために役に立てれば」と話し、雨で重くなった雪と格闘していた。

 1人暮らしの佐々木さんは「いつも本当に助かっている」と感謝していた。

 スノーバスターズは06年度に発足。今年度は来年1月14日、2月11日、3月11日を統一活動日に設定して作業する。

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