関工、学院敗れる ウインターカップ【一関】
【東京・岩渕央】第70回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)2日目は24日、東京体育館で男子1回戦と女子2回戦が行われ、本県男子代表の一関工(初出場)は洛南(京都)に49-87で敗れ、初戦を突破できなかった。女子代表の一関学院(5年連続9度目出場)は津幡(石川)に55-76で敗れ、3回戦進出はならなかった。【8、社会面に関連】
「全国初陣」となった一関工は、優勝候補を相手に臆することなく立ち向かった。3点シュートラインの数メートル手前から果敢にシュートを放つ一方、奥大和(2年)の切れ味鋭いドライブなどで得点を重ね、第2クオーターには一時22-22の同点とするなど健闘。しかし、相手のゾーンプレスと高さを絡めた多彩な攻撃で失点が続くと、その後は追い付くことができなかった。
前日の1回戦で逆転勝ちを収めた一関学院は、ニアン・ンディ・クンバ(3年)の高さを生かした攻撃などで序盤は互角の展開に持ち込んだが、徐々に相手の堅守速攻に苦しめられるようになり、前半を36-40で折り返した。後半に入っても得点が伸びずに点差を広げられ、最後まで懸命に追い上げを図ったものの、初の16強入りはかなわなかった。