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台湾・少年野球国際大会 岩手選抜が優勝 高橋投手(花巻南城小)にMVP

台湾で開かれた国際大会に出場し、県庁で優勝を報告したIBA選抜日本岩手のメンバーら

 県内の小学6年生12人で編成する少年野球チーム「IBA選抜日本岩手」は、初出場した第20回諸羅山盃(ちゅらさんはい)国際大会(台湾嘉儀市、16~22日)で優勝に輝いた。26日に県庁の達増拓也知事を表敬訪問し、184チームの頂点に立った喜びを報告するとともに、さらなる飛躍を誓った。

 IBA岩手は、県内各地のスポーツ少年団を対象に、少年軟式野球国際交流協会(IBA-boys)が選抜したメンバー。11月中旬から土・日曜日を中心に練習に励み、東京や新潟、京都などの選抜チームとともに、日本代表として同市主催の国際大会に臨んだ。

 大会には台湾を中心にアジア圏などから出場。IBA岩手は初戦から順調に勝ち進み、準決勝では東京を中心に編成するIBA東西と同国対決。延長七回タイブレークの末、1-0でサヨナラ勝ちした。

 台湾の新北汐止との決勝戦では、佐藤衣吹(奥州市・胆沢一)、高橋佑輔(花巻市・南城)、廣内駿汰(盛岡市・見前)の3投手の継投が決まり、攻撃でも各選手が粘り強いプレーを見せ、3-1で勝利した。

 同日は選手12人と高橋一行監督らが県庁を訪問し、優勝を報告。達増知事は「(優勝は)大変素晴らしいこと。今回の経験が皆さんの今後の人生に生かされ、少年野球が発展していくことを願う」とたたえた。

 鈴木嵩生主将(花巻市・笹間二)は「チームをまとめ、初めての海外の大会で頂点に立ててうれしい。とてもいい経験になった」と喜び、同大会MVPに選ばれた高橋投手は「外角を中心に攻めて、たくさん三振を取ることができた。大谷翔平選手のようなプレーヤーを目指し、これからも頑張りたい」と今後の活躍を誓った。

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