奥州・金ケ崎

車内快適 次世代型 2市町4業者 タクシー6台導入【奥州・金ケ崎】

4社合同出発式で展示されたジャパンタクシー

 次世代タクシーとしてトヨタ自動車が開発した「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」を奥州市と金ケ崎町の4業者が計6台導入し、26日に合同出発式を行った。県内全体でまだ8台しかなく、「快適な乗り心地」を提供する先進地域としてアピールする。

 ジャパンタクシーは、2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えた「おもてなしの心」を基本とした機能設計が特長。今秋発売され、都内を中心に導入が進む。今回、同市の北都交通と水岩タクシー各2台、水沢タクシーと同町の光タクシー各1台を導入し12月から運行している。

 後部座席と電動スライドドアの開口部、荷室とも広く、低床のため子供を抱っこしたまま楽に乗り降りできるほか、専用のステップで車椅子のままの乗降も可能。新開発のLPGハイブリットエンジンを搭載する。

 同市水沢区横町の市まちなか交流館前での出発式には車両6台を展示し、関係者ら約30人が参加。4社を代表して北都交通の小野幸宣社長が「快適な車内空間をぜひ体験してほしい」とあいさつした。

 車両の概要説明後、市民を乗せて周辺を走行。試乗した同区中上野町の柿崎勉さん(82)は「普段から買い物などにタクシーを利用する。頭がぶつからないし幅も広いので、乗っていて楽だった」と話した。

 通常料金で予約にも応じる。両市町の資質向上研修で認定されたプレミアム乗務員が観光コースを案内する奥州ロマンの旅でも利用できる。

 県内では他に一関、盛岡両市内に1台ずつあり、18年には広く導入が進むとみられている。

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