握っても「おいしい」 銀河のしずく 生産者と園児が交流【北上】
北上市稲瀬町の「くにみ保育園」(高橋千秋園長、園児51人)で26日、園児と県産オリジナル水稲品種「銀河のしずく」生産者との交流会が開かれた。園児たちは、生産者から贈られた銀河のしずくでおにぎりを握り、「おいしい」と笑顔で頬張った。
銀河のしずくを届けたのは、ともに同市稲瀬町在住でJAいわて花巻銀河のしずく北上地域栽培研究会の千葉欣哉会長(55)と菊池章さん(76)。「米のおいしさを味わってもらいたい」という生産者と保育園の思いが一致し、初の交流会が企画された。
2人は「みんなの瞳は銀河のしずくのようにきらきら輝いている。おいしいお米を持ってきたので、たくさん食べて」と園児に呼び掛けた。
3~5歳児30人は、おにぎり作りに挑戦。ご飯をラップで包み、サケや梅干しを具にして、小さな手で一生懸命握っていた。
昼食には0~2歳児も合流。みんなで「いただきます」とあいさつし、おにぎりを味わった。髙橋隆晃ちゃん(6)は「とてもおいしかった」、高橋龍生ちゃん(5)は「また食べてみたい」と喜んでいた。
銀河のしずくは2016年秋にデビュー。17年は県内で820ヘクタールを作付けし、5000トンの収穫が見込まれている。このうち県内トップの作付けを誇る同JA管内では、前年比5倍の280ヘクタールで栽培し1430トンを収穫した。