花巻

台湾への旅費 一部助成 花巻空港チャーター便 3月まで、利用促進協

 花巻市は26日、花巻空港と台湾を結ぶタイガーエア台湾の国際チャーター便が、2018年1月17日から日本人と台湾人の混乗型が運航されるのに合わせ、台湾を旅行する市民らに旅費の一部を助成すると発表した。旅費の助成で、台湾チャーター便の利用促進につなげたい考えだ。

 タイガーエア台湾のチャーター便は、9月3日から週に2往復(水・土曜日)が運航されている。現在は台湾のインバウンド(訪日外国人客)のみのチャーター便だが、来月17日から3月21日までは日本、台湾両旅行者の混乗型となり、座席数は毎便170席でうち日本側は25席。旅行代理店数社が花巻空港発着のアウトバウンド旅行商品を販売している。

 旅費の助成額は1人5000円。対象は、3月までに花巻空港発着の台湾チャーター便を往復で利用する市民、市内に所在する企業の役職員と従業員、その家族、団体など。利用は1人1回限り。ただし、添乗員と公費で旅費が支給される人は対象外となる。

 台湾の旅行商品は、水曜日発は3泊4日、土曜日発は4泊5日で、値段は8万円台から。JTB東北、エイチ・アイ・エス、ツアー・ウェーブが取り扱っている。

 助成制度は、同市と花巻商工会議所などで構成する花巻空港利用促進協議会(会長・宮澤啓祐花巻商議所会頭)が実施主体。申請には、帰国後14日以内の手続きが必要で、所定の申請書に必要事項を記入し、住所が確認できる書類の写しと搭乗券を添付して市観光課に提出する。

 市によると、台湾のインバウンド旅行者は、花巻空港到着後に市内の温泉ホテル・旅館を利用するなど地元の観光振興に効果を上げているが、日本側のアウトバウンド旅行者数の拡大が課題となっている。上田東一市長は「将来的な定期便を目指してチャーター便の利用者支援を行う。この機会に台湾の旅を楽しんでほしい」と期待を込める。

 申請などの問い合わせは市観光課=0198(24)2111=へ。

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