一関・平泉

後輩に手取り足取り 巨人打撃投手 木村正太さん 母校でスポ少指導【一関】

木村さん(中央)から球の握り方を教わる山目スポ少の児童

 プロ野球・巨人でプレーした一関市出身の木村正太さん(31)が27日、母校の山目小学校を訪問。地元のスポーツ少年団を対象とした野球教室を開き、後輩たちに一流の技術を伝授した。

 木村さんは山目小、山目中から一関一高に進み、3年生の時に選抜高校野球大会に21世紀枠で出場。2004年秋のドラフトで巨人から5位指名を受けた。09年の交流戦オリックス戦で1軍デビュー。同年の巨人のリーグ優勝に貢献した。13年からは巨人の打撃投手を務めている。

 教室は同小体育館を会場に行われ、山目スポ少の児童約20人が参加。全員でストレッチをした後に野手と投手に分かれて、ノックやキャッチボール、ピッチングなどの各メニューに取り組んだ。

 木村さんは球の正しい握り方から足の踏み込みまで、一人ひとりに丁寧に指導。自ら手本を示しながら、「相手の胸元に投げるのはもちろん、投げた後は右足が正面を踏むように意識する」「球にきれいなバックスピンをかけるイメージで」などとポイントを解説した。

 児童たちは木村さんのアドバイスを参考にし、教わった技術を早速実践。捕球体勢や腕の位置などに注意しながら、繰り返し練習に励んでいた。

 小野寺毅途君(6年)は「(木村さんから)投げる時に左手が内側に入っていることを指摘されて、真っすぐ出すようにアドバイスをもらった。きょう教わったことを生かしていきたい」と勉強になった様子だった。

 木村さんは「子供たちに野球を好きになってもらうには、成功する体験と上達が必要不可欠。これからも一関に帰ってきたときは、子供たちのレベルアップを手助けしていきたい」と話していた。

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