北上・西和賀
守備、連係を重点確認 黒工、京都成章戦へ練習 全国高校ラグビー
【大阪・菅原啓太】大阪府で開かれている第97回全国高校ラグビー大会に出場している本県代表の黒沢尻工は28日、大阪市住之江区の南港中央公園で、30日の２回戦に向け練習を再開した。次戦の相手は京都成章（京都）で、春の全国選抜大会で大敗しており、リベンジを期して対策プログラムに励んだ。
初戦突破に盛り上がったが、一夜明けて気持ちを切り替えた選手たち。２時間ほどの練習では、守備やＦＷの連係確認に大きく時間を割いた。タックル練習では、髙橋正栄コーチから「飛び込むのでなく、踏み込んで体を当てるのが大切。激しい気持ちが必要」と檄（げき）が飛んだ。
京都成章には４月の全国選抜大会予選リーグで７―86と完敗している。この試合でトライした阿部竜二主将（３年）は「たまたま相手のミスで取れた得点で、ゼロに抑えられたようなもの。ほぼミスがなくプレーが続き、全然倒れない相手」と警戒を強める。
左ＦＬ髙橋優斗選手（同）は「ＦＷで塊をつくり、時間をかけてＢＫに良いボールを出したい。全力で点差を縮める」と闘志を燃やした。
29日も練習を行い、30日の試合は、東大阪市の花園ラグビー場第３グラウンドで午後３時15分キックオフの予定。
