一関・平泉

2017歳末点描 正月も返上 寒仕込み 一関・両磐酒造

寒い時期を迎え、清酒の仕込みが続く両磐酒造

 寒さが厳しさを増す中、日本酒の仕込みが続いている。「生きもの」を扱う酒造会社では、酒造りに好適な状態を保つため、酵母を見守りながら年末年始も作業を進める。

 一関市末広1丁目の両磐酒造(松岡俊太郎代表取締役社長)では、今季の醸造責任者を務める鈴木孝雄さんの下で切れのある酒を目指し、3段仕込みと言われる酒造の工程を繰り返す。

 この道55年という鈴木さんは「昔は全て手作業。寒仕込みは一番寒い時期に冷たい水でコメを洗う作業もあって若い頃はきつかったね」と微笑む。「コメは毎年性質が違う。それに合わせた酒造りをするのがわれわれの仕事」ときっぱり。

 今年の仕込みについては「喉越しの良い切れのある酒に仕上げ、おいしく飲んでもらいたい」と話している。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2025年5月5日付
一関・平泉
2025年5月5日付
一関・平泉
2025年5月5日付
一関・平泉
2025年5月5日付