若者や女性モデルに 県南広域振興局 建設業カレンダー作製【岩手】
県南広域振興局は、「いわて県南建設業イメージアップカレンダー」を作製した。さまざまな建設現場で働く若者や女性がモデルを務め、それぞれの現場や建設業への思いを紹介している。同振興局は管内全ての高校と中学校、小学校などに配布した。
人出不足が課題となっている建設業の魅力を若い世代に伝えることで、新規入職者確保につなげるのが狙い。県の2017年度地域経営推進費を活用し、「県南地域建設業イメージアップ事業」の一環で初めて作製した。
A2判で、月ごとにそれぞれの現場を背景に働く若者や女性が「笑いのたえない現場からあふれる元気。もっともっと良い仕事につなげていきたい」などと建設業や将来の夢についてのコメントを寄せている。
同振興局管内の高校(29校)と中学校(55校)、小学校(116校)のほか、各市町などに合わせて930部を配布した。
同振興局土木部調整課の田川啓司課長は「カレンダーとして普段から見てもらうことで、建設業の魅力を伝えていきたい」と話しており、18年度以降もカレンダー作製をはじめ、現場見学会などを通して建設業の魅力を広く発信していく考えだ。