黒工16強ならず 全国高校ラグビー
【大阪・菅原啓太】第97回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪・花園ラグビー場で2回戦16試合が行われ、本県代表の黒沢尻工(3年連続29度目出場)は0―54で京都成章(京都、4年連続10度目出場)に敗れ、91回大会以来の16強入りはならなかった。
【8、13面に関連】
全国選抜大会で敗れた相手にリベンジを期した黒沢尻工だったが、開始直後に自陣の密集で味方ボールを奪われて先制トライを許すと、その後も劣勢が続き、0―26で折り返した。後半も相手の猛攻を止められず、反撃を試みるも強力なタックルで封じられて無得点に終わり、Aシードに完敗を喫した。
阿部竜二主将(3年)は「相手全員が素早く、スピードに付いていけなかった。後半に結果が見えてきても得点は取りたかった」と肩を落とした。伊藤卓監督は「以前より失点は少なく、胸を張っていい。3年生がよく引っ張ってくれてここまで来られた」と優勝候補を相手に最後まで奮闘した選手をねぎらった。