県内外

2018新年企画 私たち発信源 地域おこし協力隊 故郷を輝かせたい

今春の「観光案内所&カフェ」オープンを目指し改修中の古民家で、互いの活動について意見交換する地域おこし協力隊員。地域の魅力「発信源」として、今年も大きな期待が寄せられている=北上市和賀町岩崎

 都市部から地方へ一定期間移住し、さまざまな活動を通じ地域活性化に取り組む「地域おこし協力隊」。独自のアイデアで行動力を発揮し、人口減少が進む地域の活性化に欠かせない存在となっている。

 参加する隊員は全国的に年々増加し、本県南部の各自治体でも若者、青年層を中心にIターン組、Uターン組、学生など多士済々の人材を受け入れている。分野は農林業活性化をはじめ観光振興、イベント企画、デザイン制作など多種多様。隊員は活動を通じて地域に溶け込み、新たな風を吹かせ、地域の魅力「発信源」としての役割を果たしている。

 県南地方では2016年に隊員の交流会を結成した。17年は隊員個々で情報交換し、所属する自治体のエリアにとどまらず連携し活動の幅を広げている。18年も各隊員の多彩な活動から目が離せない。

 活動期間は最長3年。期間内に一定の成果が求められ、各自治体では期間満了後の定住や起業などにも期待を寄せる。県南地方で活躍している隊員、役割を終えて地域に根付いた元隊員の生きざまを見た。

momottoメモ

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