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小林潤は6位 W杯ジャンプ

 【インスブルック(オーストリア)時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は4日、オーストリアのインスブルックで伝統のジャンプ週間第3戦を兼ねた個人第10戦(HS130メートル、K点120メートル)が行われ、小林潤志郎(盛岡中央高―東海大―雪印メグミルク)が123メートルと121・5メートルを飛び、合計239・4点で6位に入った。

 45歳の葛西紀明(土屋ホーム)は18位、竹内択(北野建設)は21位。小林陵侑(盛岡中央高―土屋ホーム)は1対1で対戦する1回目で敗れ、31位だった。

 カミル・ストッフ(ポーランド)が130メートル、128・5メートルを飛んで270・1点で3連勝し、W杯通算25勝とした。

ジャンプ週間総合3位に浮上

 小林潤は2回目を飛ぶ前、葛西からハッパをかけられた。「このままだと(ジャンプ週間で)ストッフに4連勝される。やっつけてやれよ」。だが、2回目は121・5メートルと伸ばせず、1回目から一つ上げただけの6位にとどまった。

 雨で助走路の状態が悪く、助走姿勢が乱れたという。予選では1位に立ち、W杯初勝利を挙げた開幕戦以来の優勝が期待されたものの、4位だった前戦に続いて表彰台に届かなかった。

 それでも、今季は自身も驚く急成長を遂げ、4試合の合計で争うジャンプ週間の総合得点では3位に浮上。ストッフの総合優勝は堅いものの、最終戦となるビショフスホーフェン大会の結果次第では総合2位も狙える。「次はしっかり滑りたい」と小林潤。満足のいく飛躍をそろえられれば、ストッフの4連勝を阻むほどの力はある。

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