「110番」正しい活用を 花巻署がPR
「110番の日」(10日)に先立ち、花巻署は8日、花巻市高木の銀河モール花巻で緊急通報に関するイベントを開催し、110番の仕組みや正しい使い方などをPRした。
イベント広場にはパトカーや白バイ、機動隊の指揮車、現場と警察本部との通信を確保する応急通信対策車を展示し、親子連れらが乗車体験などを楽しんだ。
屋内のステージで講話した署員は、110番通報は県警本部通信指令課につながり、そこから管轄の警察署や近隣署などに内容が行き渡ることなどを説明。通報する際は「何があったか」「どこで」「いつ」「犯人は、人はどうなったか」「今どうなっているか」「自分はどういう状況か」などを落ち着いて話してもらいたいとした上で、場所については近くの目立つ建物を伝えたり、自動販売機に書いてある住所を確認して教えてほしいなどと呼び掛けた。
同署の堀江和彦地域課長は「警察業務に理解を深めてもらうとともに、110番について知ってほしい。事件、事故の当事者、目撃者になるかもしれない。いざというときはためらわずに110番を活用してほしい」と語った。