北上・西和賀

最高賞は渡邊さん(東京) 利根山光人記念大賞展 来月24日に表彰【北上】

大賞を受賞した渡邊さんの「Under current 2」(主催者提供)

 利根山光人記念美術館開館20周年記念「利根山光人記念大賞展」(実行委など主催、岩手日日新聞社など後援)の入賞者が9日発表され、最高賞の大賞には版画家渡邊加奈子さん(38)=東京都清瀬市=の「Under current 2」が輝いた。入賞の7人と特別賞の2団体は、2月24日に北上市川岸のホテルシティプラザ北上で表彰される。

 利根山は「太陽の画家」といわれて国際的に活躍し、同市立花に構えたアトリエが現在の同記念美術館となった。利根山を顕彰する全国公募展の開催は2012年以来。利根山が残した作品の半数以上を版画が占めたことからジャンルを絞り、若手芸術家育成のため応募資格を39歳以下とした。

 17年に作品を募り、寄せられた49点を12月に審査。利根山専属の刷り師だった尾崎正志さん、県立美術館長の藁谷収さん、版画家戸村茂樹さん、諄子美術館長の及川諄子さんが入賞のほか、入選37点を選出した。

▲渡邊加奈子さん

 渡邊さんは多摩美術大大学院美術研究科修了。11年の鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展、13年の飛騨高山現代木版画ビエンナーレで大賞を受賞している。副賞の一つとして、北上市内での個展開催権を獲得。実行委を通じて「大賞を頂き、大変うれしく光栄」とコメントを寄せた。

 また、積極的な応募をたたえ、特別賞に江釣子中学校美術部、北上中を選出。「雪の窓」で諄子美術館賞に輝いた見崎彰広さん(東京都国立市)には、同館での個展開催権が与えられた。

 実行委会長の髙橋敏彦市長は「若手育成のため開催した公募展で、市内の中学生も特別賞を受けてうれしい。(応募者には)これをきっかけに次のステージに上がってほしい」としている。

 入賞、入選作品は4月から2カ月間、同記念美術館や市民交流プラザなどで展示し、渡邊さんの個展はその後開催する。

 この他の入賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽準大賞=宮嶋結香「猿の人」(東京都足立区)阿部夏希「観測点」(盛岡市)

 ▽特別賞=鈴木紗綾香「Face(閃)」(埼玉県三郷市)門馬英美「Misty」(千葉県市川市)油井京佳「stella miira Ⅱ」(福島市)

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