北上・西和賀

にぎわい復活へ検討進む 湯本温泉再生事業・西和賀 来月、拠点施設が完成

見学会に合わせてライトアップされた整備中のまちなか交流会館。同会館を拠点にした地区内の再生に大きな期待が寄せられている=2017年12月7日

 西和賀町は、2017年度の湯本温泉まちなか再生事業で、同町湯本地区の整備・活用策や温泉熱利用の在り方を検討している。拠点施設となる「まちかな交流会館(仮称)」の改修工事が同地区で2月の完成を目指して進められており、同会館を含めた一体的なまちづくりに関係者は大きな期待を寄せている。

 同再生事業は15、16年度の2カ年で実施した「湯本温泉熱利用検討事業」や「湯本地区まちなか再生調査事業」を踏まえ、今年度実施している事業。持続可能なまちづくりを目指すため、地域資源の温泉熱活用や工学院大(東京都新宿区)の学生らによる調査結果を踏まえた湯本地区の整備の在り方について検討している。

 17年12月7日には地元の湯田農業者トレーニングセンターで開かれたまちなか再生事業のワークショップで地区民が温泉熱利用や周辺整備について意見交換。同センター近くで整備が進められているまちなか交流会館の工事現場を見学したほか、ライトアップした同会館の様子を確認した。

 温泉熱利用では、果物や切り干し大根、シイタケなどの「乾燥小屋」の設置を検討しており、設置場所は地区内の丑の湯の敷地内が候補地に挙げられている。同会館周辺の整備の在り方については、敷地内の花壇設置や俳句のまち湯本にちなんで俳句が彫られたタイルの敷設などのアイデアが出されている。

 かつてはにぎわっていた湯本地区も今では地域経済の低迷や後継者不足などで閉鎖する店舗、旅館が相次いでいる状況。地元在住の理容業東孝子さん(67)は「交流会館ができて周辺も整備されれば人通りも戻り、以前のようなにぎわいが復活すると思う」と再生事業に期待を込める。

 町ふるさと振興課の畠山幸雄課長は「3年にわたって議論してきたことの一つが(まちなか交流会館として)実を結びつつある。今後さらに周辺の環境整備なども含め、住民と一緒ににぎわいのあるまちづくりを進めたい」と語る。

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