一関・平泉

藤島さん(仙台)最高賞 観光部門 一関市写真コン バルーンは村田さん(一関)

観光部門グランプリに輝いた藤島さんの「室根山大祭」
バルーン部門最優秀賞に輝いた村田さんの「並んで」

 第60回一関市観光写真コンテスト(市主催、一関・平泉バルーンフェスティバル実行委員会共催)の審査会は16日、同市大町の一関市民センターで開かれ、入賞作品が決まった。観光写真部門最高賞のグランプリに藤島純七さん(68)=仙台市=の「室根山大祭」、バルーンフェスティバル部門の最優秀賞には村田八重子さん(70)=一関市北豊隆=の「並んで」がそれぞれ選ばれた。

 コンテストは2015~17年に一関市内で撮影された写真を対象に募集したところ、観光写真部門に市内外の50人から計200点、バルーン部門には21人から計50点の応募があり、県写真連盟の小川文男会長ら6人が審査した。

 観光写真部門グランプリの藤島さんの作品は、同市室根町で15年に開催された室根神社特別大祭の国重要無形民俗文化財「マツリバ行事」の様子を撮影。神輿(みこし)の担ぎ手たちが激しくもみ合う躍動感あふれる姿を捉えている。バルーン部門最優秀賞の村田さんの作品は、4基のバルーンが縦に連なる様子を絶妙なタイミングで撮影した。

 小川会長は講評で、藤島さんの作品について「カラーバランスも内容にあった色調で、力強く写っており、声も聞こえるようだ」、村田さんの作品については「バルーンが重なって写っていて、アングルを考えて撮っていることが分かる」と話した。

 表彰式は、2月6日午後2時から同市大町のなのはなプラザで行われる。入賞作品は同日から4日間、同プラザ2階に展示され、その後は4月まで市内各地域で巡回展示される。最高賞を除く入賞者と作品は次の通り。(敬称略)

 【観光写真部門】

 ◇金賞▽「絵巻風景」佐藤守男(一関市)▽「先陣の張り切り」髙橋弘(花巻市)

 ◇銀賞▽「パラグライダー」佐藤功(奥州市)▽「川面に映える」達下才子(同)▽「緑の中の舟下り」佐々木恵美子(一関市)▽「金色の奇跡」中園伸太郎(宮城県気仙沼市)▽「須川山頂は赤い絨毯」穂積昭穂(一関市)

 ◇銅賞▽「鎮魂の灯」佐々木成人(一関市)▽「千厩ひなまつり」橋本卓博(同)▽「季節の流れ」千葉照男(同)▽「祭り場」菅野健二(同)▽「夕陽を浴びて」照井俊男(盛岡市)▽「登山日和」藤江健一(一関市)▽「初夏の金山棚田」高橋貞勝(奥州市)▽「菜の花畑」伊藤一好(一関市)▽「結束の秋」髙橋清(平泉町)▽「お田植え」板橋知子(宮城県富谷市)

 【バルーンフェスティバル部門】

 ◇優秀賞=「父さんといっしょに」髙橋弘(花巻市)

 ◇入選▽「ギューギュー」藤江健一(一関市)▽「ふわり」栗城高志(同)▽「高く」髙野和子(北上市)▽「月光の夜に」伊藤一好(一関市)▽「突然のお客様」天童重明(宮城県栗原市)

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