大舞台 胸張って 子ども文化祭 筝曲やダンス披露【一関】
第10回「夢・未来」子ども文化祭・舞台部門が21日、一関市大手町の一関文化センターで開かれ、発表を目指して練習を重ねた200人余りの子供たちが演奏や演技をステージいっぱいに披露し、観客を魅了した。
同文化祭は展示、舞台両部門で開催。NPO法人一関文化会議所が主催、岩手日日新聞社などが共催している。
開会式の後、日本舞踊や筝曲演奏、神楽、エアロビックダンス、ダンス、ハワイアンダンス、一輪車演技の15団体がステージに上がった。同文化祭出演を目標としている団体もあり、各団体は大きな舞台に向けて練習や稽古を積んできた。
ダンスを通じて自分を表現しようと取り組んできた「はなダンスカンパニー」は21人が出演。「青空ひろば」では爽やかな集団演技を、「ターザン」では力強く躍動感のある演技を見せた。また「FREEDOM」では、心情を表現するパフォーマンスが観客から盛んな拍手を受けていた。
10回連続出演の「生田流しののめ会&箏糸会」は、「証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)によるぽんぽこりん」を、筝とともに低音を担当する十七弦、太鼓、木魚、フルートを交えて演奏。多種の楽器による豊かな音色で、メロディーとリズムを交差させておなじみの「証城寺の狸囃子」をより面白く表現した。
各団体は演技や演奏が終わった後、「きょうはうまくできました」「楽しかった」などと感想を話し、大畑孝夫審査員長ら審査員から講評を受けた。