一関・平泉

カナダヅル飛来 川崎の田んぼ 縁起いいと話題に【一関】

一関市川崎町の田んぼで目撃されたカナダヅル=20日午後3時30分ごろ

 一関市川崎町の田んぼに、北米やシベリア北東部などに生息するカナダヅル1羽が飛来している。県内で目撃されるのは珍しく、「新年早々、ツルとは縁起がいい」と話題になっている。

 カナダヅルは小型のツルで、全身が灰色の羽毛で覆われているが、額に真っ赤なハート形の模様のあるのが特徴。

 昨年秋ごろ、稲刈りを終えた田んぼで餌をついばんでいるのを同町薄衣の自営業千葉克彦さん(40)が見つけ、その後も何度か目にしていた。

 しばらく姿を見せなかったが、20日にハクチョウの群れに交じっているのを目撃。連絡を受けた日本野鳥の会北上支部の高橋知明支部長(68)=北上市=が21日に現地を訪れ、その特徴からカナダヅルと確認した。

 高橋支部長によると、県内への飛来は2004年に一関市中里周辺の遊水地で確認されて以来2例目ではないかという。千葉さんは「初めて見た時は褐色だったが、灰色に変わってきた。今まで見たこともない鳥で、細長い脚や尻尾の形からツルではないかと思っていたが」と、珍客の訪問に驚いている。

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