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小林陵が16位 フライング世界選手権 葛西は25位

 【オーベルストドルフ(ドイツ)時事】ノルディックスキーのフライング世界選手権は20日、ドイツのオーベルストドルフで個人戦(HS235メートル、K点200メートル)の後半が行われ、平昌五輪代表の日本勢は小林陵侑(盛岡中央高―土屋ホーム)の16位が最高だった。葛西紀明(同)は25位。

 この日は2回の飛躍が行われる予定だったが、最終4回目の途中で危険な風が吹いたため競技が打ち切られ、前日からの3回の合計で最終順位が決まった。小林陵は3回目に165・5メートルを飛んで合計528・4点。2回目の失敗で前半27位の葛西はK点越えの209メートルを飛び、合計493・6点。小林潤志郎(盛岡中央高―東海大―雪印メグミルク)は29位だった。

 前半首位のダニエルアンドレ・タンデ(ノルウェー)が3回目に200メートルを飛び、合計651・9点で初優勝した。

順位振るわずも手応え

 平昌五輪日本代表の葛西、小林潤、小林陵はフライングヒルで順位こそ振るわなかったが、確かな手応えを得た。

 ベテランの葛西は2回目の失敗ジャンプから一夜明け、「同じジャンプをしたらどうしようという不安もあった」という中、試技を飛ばない「葛西スタイル」を貫くと、3回目はK点を大きく越える納得のジャンプを見せた。

 小林陵は前に進むため、「ずっと同じでも進まない」と考え、空中で手のひらを返す難しい動きを取り入れて成功。前半は上位の狙える11位につけ、「いい流れができた」と自信を深めた様子だった。

 27、28日に行われるザコパネ(ポーランド)のW杯で「オリンピックにつながるジャンプをしたい」と口をそろえるように3人は話した。

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