地区内除雪 愛馬と出動 狐禅寺・小岩さん 感謝込めて【一関】
一関市狐禅寺の造園業小岩明美さん(76)は、愛馬のタカラホワイト(雄4歳)と共に今冬も地区内の除雪を行い、登下校する児童の安全を確保している。
仕事でお世話になった人への感謝を込め、中里地区に住んでいた50年ほど前から除雪活動を始めた。狐禅寺地区に移り住んだ後も約30年間継続しており、今季は22日から行っている。
除雪に使うタイヤなどの総重量は150キロほどにもなるが、タカラホワイトは力強い足取りで引き、片道約700メートルの歩道の雪をかき分ける。
登下校時の児童の見守り活動も兼ねており、地区住民からは「ありがとう」、子供たちからは「かわいい」「乗ってみたい」などと声を掛けられることもあるという。
小岩さんは「地区の人に声を掛けられると励みになる。寒くて大変だと思うこともあるが、これからも感謝の気持ちを持って活動を続けたい」と話していた。
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