奥州・金ケ崎

節目の舞台 英雄躍動 第10回奥州市民☆文士劇「ヤマトタケル」

10回の節目を飾る舞台で市民キャストが熱演した奥州市民☆文士劇「ヤマトタケル」

 第10回奥州市民☆文士劇「ヤマトタケル-帰ろう!ヤマトへ まほろばの国へ-」は27日、同市江刺区の江刺体育文化会館ささらホールで始まった。激しい殺陣や趣向を凝らした演出、生演奏を交え、古代の英雄ヤマトタケルを描くキャスト、スタッフ160人の舞台が観衆を魅了した。最終日の28日は2回公演で行われる。

 誤って兄を殺して父オオキミの怒りを買い、継母の陰謀で罪を償うため南のクマソ征伐を命じられたオウスノミコトは、叔母から神の霊力が宿った剣を授けられ、クマソを率いる兄弟を倒し、ヤマトタケルと名乗るようになる。日本統一の野望に燃えるオオキミからエミシ征伐を命じられたタケルは、エミシの神の怒りを静めようとした妻タチバナヒメの犠牲で危機を乗り切り、ついに帰還命令が出るも、継母らの策略で伊吹山のたたり神退治に向かう-とのストーリーが展開された。

 半年以上を費やしたスタッフ手作りの華やかな衣装に身を包んだキャストの熱演と、オロチをはじめとした大仕掛け、うたげの場面のクマソたちのダンス、激しく刃を交える迫力の戦闘シーン、要所を盛り上げる生バンド演奏などエンターテインメント性あふれるステージを展開。作家の高橋克彦さん(声で出演)、北上秋彦さんらゲスト文士も花を添え、上演後は約450人の来場者から拍手が湧き起こった。

 初めて文士劇を鑑賞した伊藤藍さん(33)=北上市=は「舞台と演奏が一緒な劇は初めて見たのでびっくりした。演奏が気持ちを盛り上げてくれ、侍女の人たちの笑える場面や、ほろっとするところもあって面白かった」と語っていた。

 ヤマトタケルを演じた伊藤玲雄さん(30)=奥州市江刺区=は「きょうは今までの中では最高の出来」と充実感をみなぎらせ、残り2回の公演へ決意を新たにしていた。

 28日は午前の部が10時30分、午後の部は3時から(開場は各30分前)。当日券は2000円。

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