奥州・金ケ崎

江刺産 地元でもっと ふるさと市場 羊肉限定販売、大盛況【奥州】

初めての試みながら盛況だった江刺産羊肉の限定販売

 JA江刺ひつじ部会(菊池喜一部会長)は28日、奥州市江刺区の江刺ふるさと市場で江刺産羊肉を限定販売した。初めての試みながら用意した約100パックが20分ほどで完売する盛況を見せた。

 江刺産羊肉は通常、主に東京都内のレストラン向けに出荷し、県内は同市と北上、盛岡市内の一部店舗でしか味わえない。一般への販売は地域の産業まつりぐらいで「自慢の羊肉を地元でもっと味わってもらおう」と初企画した。

 午前9時の開店と同時に順番待ちの列ができ、菊池部会長(72)ら同部会員が販売に従事。ラム500グラム2500円、マトン300グラム1000円など通常の外国産より割高ながら、来場者は2パック、5パックと買い求めた。

 中には「知人に食べさせたい」と10パックを購入した人もいて、午前中かけて販売する予定が、あっという間に売り切れ。直後に来店し「早めに来たつもりなのに」と残念がる人もいた。

 3パック購入した奥州市水沢区北栗林の菊地ハルエさん(70)は「国産は珍しいので絶対手に入れたかった。ヘルシーでおいしく、家族みんなが好き。また販売してほしい」と喜んだ。

 江刺区梁川の農家7戸が2010年から飼育を始め、16年に同部会が発足して現会員15人。菊池部会長は「これほど皆さんが待っていてくれたとは。また定期的に実施したい。いずれは独自に精肉販売ができるよう増頭を進める」と話した。

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