一関・平泉

農業の未来をつくる女性活躍経営体 100選にかさい農産【一関】

商品開発、製造に当たるかさい農産の女性スタッフ。女性目線の働き方が「農業の未来をつくる女性活躍経営体100選」につながった
働きやすさ、商品企画を評価

 農業の分野で女性が活躍し輝いている団体を表彰する「農業の未来をつくる女性活躍経営体100選」に、一関市川崎町のかさい農産(葛西亮介取締役社長)が選ばれた。経営に女性の自由な発想を生かすとともに、働きやすい職場を目指した取り組みが評価されたもので、県内では唯一。女性スタッフは「私たちの活動が認められたことがうれしい」と喜んでいる。

 同100選は、日本農業法人協会が農業界の女性活躍のトレンドを広く発信することを目的に、モデルとなる取り組みを3年かけて選定、表彰している。2017年度が最終年で、昨年6~8月に公募を行い、42経営体を選出した。

 かさい農産は、小松菜やホウレンソウなど葉物を中心に生産、販売する農業法人。従業員の7割を女性が占め、取締役4人のうち2人が女性。出産・育児による退職者の再雇用制度、子育てを優先した休暇の取得や保育園の送迎、家事に配慮した勤務体系、女性社員のスキルアップなど、働き方にも女性の発想が生かされている。

 「どんな商品なら子供に食べさせたいか」といった母親の視点が商品開発につながっており、自社素材100%の「ごぼう茶」を企画・販売したほか、野菜嫌いの子供に食べてもらう工夫として野菜パウダー、料理レシピ集も生まれた。女性がインターネット交流サイト(SNS)での情報発信も担っている。

 女性の活躍が評価されての100選に、女性取締役でもある小野寺しず子管理部長(54)は「仕事しやすい環境づくりや商品開発など、自分たちの活動が認めてもらったことがうれしく、実を結んだという気持ち」と感謝。

 葛西信昭代表取締役会長(60)は「女性が農業で働くのも難しかった中、女性目線でこれまでなかった価値を見いだし、頑張ってくれたおかげ」と話し、さらなる活躍に期待を寄せている。

 表彰は、3月6日に東京都の渋谷区文化総合センター大和田で開かれる農業の未来をつくる女性活躍セミナーの席上行われる。

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