北上・西和賀

いじめ、ミサイル問題も 小・中学校新聞コンクール作品展【北上】

児童生徒の力作が並んでいる新聞コンクールの作品展

 2017年度北上・和賀地区小・中学校新聞コンクールの作品展は1日、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパル2階で始まった。幅広いテーマを取り上げ、レイアウトなどに工夫を凝らした児童生徒の力作が並んでいる。4日まで。

 同地区新聞教育研究協議会が企画。北上、西和賀両市町から中学生の壁新聞44点、個人新聞は小学生98点、中学生18点で、合わせて160点の応募があった。

 今回は各部門の会長賞、優秀賞に選ばれた壁新聞14点、個人新聞29点の計43点を展示。壁新聞は大中サイズで、学校行事や校外学習から、北朝鮮のミサイル問題や戦時中の特攻隊員、いじめ問題などの社会問題まで多彩なテーマを扱っている。若者の新聞離れを懸念し、「新聞をよもう」と啓発する壁新聞もあった。

 小学生の個人新聞でも交通事故などから「命を守る」大切さを訴える内容や自動車ができるまでの工程、グループホームのサービスなど児童が日ごろ学習し、体験した内容を丁寧にまとめている。

 壁新聞、個人新聞ともにダイナミックな見出しやイラスト、グラフを使い、囲み記事やコラムで自らの所見を述べている作品も多く見られた。

 来場した同市村崎野の設楽和子さん(54)は「昔から見ていて、楽しみにしている。レイアウトも字も上手。若い子たちの考えがしっかりまとめられ、こちらの方が勉強になる」とじっくり見入っていた。

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