花巻

異国に触れ自国に関心 青少年海外派遣研修 参加中学生が成果報告【花巻】

海外での研修成果を報告する生徒たち

 2017年度青少年海外派遣研修事業合同報告会は1日、花巻市若葉町の市立花巻中学校(小原昭徳校長、生徒513人)で開かれた。同市の国際姉妹都市などに派遣された市内中学生が、現地での経験や学習成果を発表。若者ならではの感覚や視点で国際的関心を高めた。

 青少年海外派遣研修事業参加者が生の声を伝え、次年度以降の参加意欲高揚や国際理解促進につなげようと開かれている報告会。同日は昨秋10~11月、同研修事業で米国ホットスプリングス市、同ラットランド市、同クリントン村、オーストリアのベルンドルフ市を訪ねた市内中学生の代表が、会場の花巻中1年生に向けて話した。

 このうち伊藤朱美怜さん(南城中2年)は、ホット市での体験を報告。品ぞろえの豊富な量販店や空港のバリアフリー設備、教育や音楽文化といったテーマで「スーパーマーケットは品ぞろえが豊富で、実際に行ってみると、想像とは違うことがたくさんあった。言葉や文化が違っても、共通点やそれぞれの良さがある。英語はもちろん、自分の町や日本の事も学んでいきたい」などと振り返っていた。

 終了後は花巻中在籍の派遣生6人が感想発表。会場から「派遣先にもう一度行けるなら何がしたいか」「日本との一番大きな違いは」といった質問が寄せられる場面もあり、報告会を通し、生徒たちの国際交流に対する意欲が一層高まった様子だった。

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