大しめ縄完成 大東 水かけ祭りで奉納【一関】
一関市・大東大原水かけ祭り(同保存会主催)に向けた大しめ縄作りは1日、同市大東町大原地内で行われ、祭り当日に八幡神社に奉納する大しめ縄を、地域住民6人が厄よけや火伏の祈りを込めて編み上げた。
同日は同町大原字畑中の農業中沢康悦さん(68)方で行われた。しめ縄には中沢さんの水田で取れたもち米のわらが使用され、1月25日から製作された長さ6メートル、重さ約30キロの縄3本を、一つに編み込む作業が行われた。
参加者は重量のある縄を協力して持ち上げたり、交差させたりしながら一つに編み込んでいき、針金を通して締め上げて、一本の大きなしめ縄を製作。中沢さんは「今年は祭りの契機から360年で、県無形民俗文化財の指定を受けたお祝いもあるので、いつも以上に気合を込めた」と話していた。
5日にはしめ縄の入魂祭を実施。祭りは11日午前9時から大原商店街で開幕し、10時10分から大しめ縄奉納修祓(しゅうばつ)式、11時から大しめ縄奉納行進が行われ、八幡神社山門に掲げられる。