一関・平泉

餅3種 わんで次々 一関・全国大会 地元チームが連覇

3種類に味付けされた丸餅をかき込む第11回全国わんこもち大会の出場者

 第11回全国わんこもち大会(実行委主催)は4日、一関市大町のなのはなプラザで開かれた。団体戦と男女の個人戦が行われ、制限時間5分で食べた餅の数を競った結果、団体戦では同市川崎町のチームkawasaki(伊藤雅成さん、菅原隆弘さん)が合計103杯で連覇を飾った。

 岩手名物「わんこそば」と一関地方の代表的な食文化である餅を組み合わせたイベント。今回は神奈川、山形両県などからもエントリーがあり、2人一組の団体戦に16組、個人戦の男性に9人、女性に7人が出場した。

 競技では各部門の出場者があんこ、ずんだ、しょうゆの3種類に味付けされた丸餅をたらふく味わった。ゲスト司会者としてタレントのふじポンさんを迎え、花泉、一関修紅両高校の生徒たちがスタッフとして大会運営を手伝った。

 このうちメイン団体戦は各ペアが先鋒(せんぽう)と大将に分かれて対戦。胃袋自慢の出場者たちはスタートの合図とともに次々とわんを重ね、観衆を沸かせた。途中で苦悶(くもん)の表情を浮かべる出場者には「頑張れ」「もう少しだ。のみ込め」などと仲間たちが声援を送るなど、会場は熱気に包まれていた。

 山形県から母親と一緒に女子個人戦に出場した江袋瑠乃さん(11)は15杯を平らげ、「初めて出場したけど、思ったより食べられて良かった。ずんだが一番おいしかった」と満足げな表情を浮かべていた。

 優勝したチームkawasakiは、大会記録145杯を保持する実力派。先鋒の伊藤さん(28)は57杯を食べて総合個人優勝も成し遂げたが「優勝できてうれしいが、餅が思ったより軟らかくて去年よりも食べられなかった」と悔しさをのぞかせ、「来年も出場して記録を更新したい」と気持ちを新たにしていた。

 この他の優勝者と結果は次の通り。(敬称略)

 ◇個人戦▽男性=小岩秀昭(一関市)52杯▽女性=熊谷祐香(同)21杯

 ◇総合個人=伊藤雅成(一関市)57杯

 ◇団体戦①チームkawasaki103杯②昨日テレビに出た近くのつけ麺屋RISE AGAIN66杯③め組55杯

 ◇パフォーマンス賞=昨日テレビに出た近くのつけ麺屋RISE AGAIN

 ◇ふじポン賞=め組の応援団

momottoメモ

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