チャレンジデー 初の国際戦へ NZマタマタ市と参加調印【北上】
北上市は7日、5月の住民参加型スポーツイベント・チャレンジデーでの対戦に向け、ニュージーランド(NZ)のマタマタ市と参加調印を交わした。2019年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を見据え、強豪国のNZとつながりを強めることでスポーツによるまちづくりの機運を盛り上げる。
NZに出張中の髙橋敏彦市長が同日、マタマタ市のジャン・バーンズ市長と参加提出書に調印した。このほか、スポーツをはじめ多様な分野で交流を深めようと話し合いの場が持たれた。
チャレンジデーは、当日15分間以上継続して運動した人の人口に対する割合を自治体同士で競い合う世界的なイベント。今年は5月30日に開かれる。北上市の通算戦績は2勝4敗で、海外の自治体との対戦は初。国際戦の調整役を務める国際スポーツ・フォー・オールへの申請を経て、4月に正式決定する見込み。
NZとはW杯を見据えて17年5月、W杯でNZ代表チーム主将を務めたリッチー・マコウさんや、マタマタ市のヒース・タッパーさん一家5人を北上に招待。ヒースさんの妻加寿子さんは東京都出身で、日本と縁がある。これを受け、マタマタ市は昨年11月にチャレンジデー参加を決定し、今回の調印に髙橋市長を招いた。
W杯に向け、市は公認キャンプ地に応募しているほか、昨年12月にはNZや釜石会場で試合が組まれているフィジーを相手とした地域交流計画を大会組織委員会に申請している。