一関病院100周年 ~時代超えて地域に根ざし~【全3回】
一関市大手町の一関病院は、今年で創立100周年を迎えた。大正時代に県南初の総合病院として開院以来、看護教育や近代的な設備を先駆的に導入するなど、地域医療の中核的な存在として役割を果たしてきた。基本理念は「地域に根ざし、住民から信頼され安心してかかれる病院」「患者と家族本位の医療を提供する病院」「職員が充分に能力を発揮できる病院」。地域医療に貢献するという精神は、1世紀にわたる時代を超えて脈々と受け継がれている。
(報道部・千葉順子、3回続き)
一関病院は1918年、初代院長の山本弘行(1883~1966年)が創設した。山本は旧盛岡藩の名家出身で九州帝国大(現九州大)医学部・・・【続きを読む】
一関病院は1960年から91年にかけ、現在にも通じる三つの病棟を増改築し、近代的な医療設備を整えていった。60年に完成した本館は一関市・・・【続きを読む】
一関病院では現在、12の診療科・外来を開設している。従来の内科に代わり、どんな患者でもまず診察して適切な専門診療科につなげる総合診療・・・【続きを読む】
