前沢劇場をPR 18日に公演【奥州】
奥州市前沢区の前沢ふれあいセンターで18日に公演が行われる第18回奥州前沢劇場(実行委主催)のPRキャラバン隊が8日、岩手日日新聞社水沢支社を訪れ=写真=、地ビール醸造開発に奮闘した若者の姿を描いた「むつざくら~前沢地ビール物語」の上演をアピールした。
「むつざくら」は、菊地榮治さん(同区在住)の原作で、東北初のビール製造が前沢だったという旧前沢町史を基にした創作劇。明治10年代、村木屋酒造の跡取り息子・村木宏太郎が人生に迷いながらも、東北初のビール生産を目指すストーリー。
同日は、主人公・宏太郎を務める佐藤滉志君(一関修紅高3年)ら舞台衣装姿のキャストをはじめ、スタッフら6人が来社。佐藤君は「次第にたくましく成長していく宏太郎の姿を演じ切りたい」と抱負を語っていた。
実行委の鈴木秀悦会長(75)は「殖産興業に意欲を持った人が前沢にいたことを広く発信したい。地元の歴史を知り、郷土に誇りと愛着を持ってほしい」とPRしている。
当日は、午前10時からと午後2時30分からの2回公演。入場料は前売りが一般1000円(当日1200円)、高校生以下500円(同600円)。
問い合わせは、同センター内の実行委事務局=0197(56)7100=へ。