花巻

非常時の対応確認 市消防本部 事故、急病想定し訓練【花巻】

救急隊員が急病や事故への対応に取り組んだ花巻市消防本部の想定訓練

 救急処置の知識や技術の向上を目的とした花巻市消防本部(小田島満消防長)の想定訓練が14、15の両日、同市石鳥谷町の花巻北消防署で行われ、救急隊員が事故や急病への対応を確認した。

 花巻中央消防署、花巻北消防署、東和分署、大迫分署から選ばれた3人一組の6隊を含め、2日間合わせて職員60人ほどが参加。訓練従事者に対して直前まで想定を知らせない方式で行われ、訓練後の質疑や助言を通じ、反省点や適切な対応などを共有した。

 訓練想定は農機具事故によるけがや肺血栓塞栓症、低血糖、蜂刺され、喉に食べ物を詰まらせる窒息など。このうち15日に行われた窒息の搬送事案の訓練では、花巻中央消防署の救急隊が気管内挿管や静脈路確保、薬剤投与などの処置に当たり、評価担当者が観察や活動、接遇、医師との連携が適正に行われたかなどを細かくチェックした。

 同本部警防課の小原一志課長補佐は「救急業務は市民の生命に直結する大切な仕事。日々訓練を重ね、市民のために役立つ救急隊であってほしい」と話していた。

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