奥州・金ケ崎

帰還願いサケ稚魚放流【奥州】

 奥州市胆沢区若柳の胆沢愛宕小学校6年生は16日、サケの稚魚を学校そばの胆沢川に放流した=写真=。愛宕地域振興会(安倍一夫会長)の事業で、児童は放した稚魚が大きく育って古里の川に帰ってくることを願った。

 同振興会がふるさと愛宕っ子隊6年生卒業記念として継続して9回目。胆江河川漁協さけ友の会のメンバー5人が協力し、同校(西舘修校長)の6年生全7人が参加した。

 稚魚は、同友の会が2017年10月下旬から11月中旬にかけて採卵後、ふ化させた約5000匹(体長平均5・5センチ)。胆沢愛宕地区センター前に集合後、近くの鹿合橋たもとに移動してバケツでそっと川に放した。

 初めて放流した小野寺穂乃華さんは「稚魚は小っちゃくても元気が良く、大きく育って戻ってきてほしい」と語った。

 稚魚放流について児童に説明した同友の会の千田久会長(70)は「4年後に戻ってくるのが理想。放流を通して川に関心を持ってほしい」と願っていた。

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