花巻

八日市に“春到来” つるし雛まつり開幕【花巻】

色とりどりのつるし雛が天井や壁一面に飾られた会場。華やいだ春の雰囲気に包まれている

 花巻市石鳥谷町の「八日市つるし雛(ひな)まつり」(八日市つるし雛同好会主催)は16日、同町の八日市いきいき交流館(八日市振興センター)で始まった。会員手作りのつるし飾りや干支(えと)にちなんだ人形が会場いっぱいに飾られ、来場者を楽しませている。3月3日まで。

 同同好会の髙橋多美代表(71)ら会員9人が丹精込めて作った大小のつるし雛約100基を、会場の天井や壁一面に展示した。七宝まり、干支にちなんだ「手まり犬」や「座敷犬」、それに「立ちウサギ」の人形も並べた。

 いくつものパーツを縫い合わせるなど細かな手作業で仕上げられた作品ばかり。赤、緑、黄、ピンクなど彩りも豊かで、会場は春らしい華やいだ雰囲気に包まれている。

 初日から大勢の愛好者らが足を運び、グループの研修旅行で訪れた一関市大東町曽慶、足利智枝さん(66)は「作品、展示手法のどれもが素晴らしい。地域でもひなまつりを開いており、参考にしたい」と話した。

 髙橋代表が家族に見せたいとテキスト本を参考に作ったのが始まりといい、今回で13回目。規模は年々大きくなり来場者も増えているという。髙橋代表は「作品だけでなく展示方法にも趣向を凝らした。桃の節句の雰囲気と春到来を感じてもらいたい」と多くの来場に期待を寄せた。

 会場では有料で製作体験もできる。時間は午前10時~午後3時。入場無料。問い合わせは同交流館=0198(45)4840=へ。

地域の記事をもっと読む

花巻
2024年5月17日付
花巻
2024年5月17日付
花巻
2024年5月17日付
花巻
2024年5月17日付