小山田駅舎リニューアル【花巻】
JR盛岡支社が整備した花巻市幸田のJR釜石線小山田駅の新駅舎が完成した=写真=。地域住民がリニューアルを喜び、15日から利用している。
旧駅舎は1943年の完成から74年が経過し老朽化が目立ったため、同支社が約1900万円を掛けて2017年12月から工事を進めていた。
新駅舎は、白鳥の飛来地として知られる三郎堤が真南にあることにちなんで「三郎堤に佇(たたず)む待合所」をコンセプトに整備され、規模は木造平屋建て、建築面積は約20平方メートル。旧駅舎よりも小さく、待合室だけのコンパクトな駅舎となったが、2面のベンチ(6人分)を備え、室外には3人分のベンチを設置。倉庫も備えた。
駅舎の壁には丸型の大きな窓が付き、冬季に限って(釜石方面に一つ先の)土沢駅まで利用するという女性は「窓から見える景色はきれい。冬場だけ利用しているが、これからは一年中利用したい」と話した。
同支社によると、旧駅舎の撤去工事は3月中旬まで行われるという。