地場産食べまSHOW 野菜盛り付け、食育トーク 親子が魅力体験【北上】
きたかみ子育てネット(髙橋夏江代表)主催の「ベジッこレンジャーとニシワガーのSHOCK育&地産地SHOW」は17日、北上市文化交流センターさくらホールで開かれた。参加した親子は、多彩なイベントを通じて地元の野菜、果物の魅力に触れた。
地産地消と食育の大切さを学んでもらおうと、市まちづくりチャレンジ補助金の助成事業として開催。親子連れを中心に約40人が参加した。
親子は、同市の飲食店シェフ小野寺伸也さんの監修で地元産のレタスやニンジン、イチゴなどの野菜や果物の盛り付けに挑戦。力を合わせ、おいしそうに仕上げた。
同市和賀町藤根の菊地凱成ちゃん(5)は「いろんな色の野菜があって楽しかった。野菜いっぱい食べたい」とにっこり。母親の美穂さん(39)も「甘くて見たことのない野菜もあった。ぜひ取り入れて食卓を彩りたい」と声を弾ませた。
市内の酒造会社や農家、西和賀町地域おこし協力隊員の4人が地産地消や食育についてトーク。4人の子を育てる同市相去町の野菜農家馬場一輝さん(32)は「子供たちの健全な体づくりのため、近場の新鮮な野菜を食べて」と語り掛けた。
同町の「護宝神ニシワガー」や立花地区の「てんしょうちん」、J3グルージャ盛岡の「キヅール」、奥州市江刺区の「郷炎神ヒャクシカイザー」も登場。クイズや餅まきも行われ、親子の笑顔があふれていた。
会場では更木桑茶や地元産の甘酒、夏油古民家カフェのコーヒーも提供された。髙橋代表は「皆さんの善意で開催できた。北上産野菜、果物をどんどん食卓に上げてほしい」と願っていた。