花巻

日本一目指し決意 花巻東高へ選抜旗授与

小田島校長(左)から選抜旗を受け取る菅原主将

 第90回選抜高校野球大会に出場する花巻東に19日、開会式の入場行進で掲げる選抜旗が授与された。全校生徒ら約660人が見守る中、旗を手にした菅原颯太主将(2年)は「岩手、東北、学校の代表として、日本一を目指して正々堂々とプレーする」と決意を新たにした。

 授与式は花巻市松園町の同校で行われ、大会主催者から校章入りの選抜旗を受け取った小田島順造校長が、そのまま菅原主将に手渡した。

 県高野連の阿部徹会長は「県大会、東北大会と試合するごとに強くなった。甲子園でも一戦ずつ成長し、東北初の優勝旗を持ってくることを期待する」と激励。小田島校長は「学校に活力を与えてくれた。選手、応援団が一丸となり、期待に応えられるよう全国に挑みたい」とあいさつした。

 菅原主将は選抜旗を手にして重みや選ばれた責任を改めて実感したといい、「大会が近づくにつれ、選手一人ひとりの『やらなければならない』という思いが強くなっている。甲子園では強みの一体感を前面に出し、自分たちの野球をやりたい」と力強く語った。

 チームは6年ぶり3度目の出場が決定した後、関東の大学施設などで練習。3月は関西地方に遠征し、練習試合を行う。 選抜大会は来月16日に組み合わせ抽選が行われ、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で23日から13日間の日程で開催される。

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