北上・西和賀

2高校生徒が除雪ボラ【西和賀】

 県立西和賀高校生徒会(羽柴歩夢会長)と県立宮古水産高校生徒会(佐々木楓会長)の合同スノーバスターズは20日、西和賀町内で行われた。両校の生徒が力を合わせて、高齢者宅の除雪作業に汗を流した=写真=。

 2000年に始まった県内最西端の同町にある西和賀高校と県内最東端の宮古市に位置する宮古水産高との交流事業で毎年実施。19日に宮古水産高の生徒11人が、同町湯田の西和賀高校を訪れ、同高生徒10人と生徒会活動について意見交換し、翌20日には合同で除雪に取り組んだ。

 両校の生徒は、高齢者が暮らす湯田地区と槻沢地区の計2戸で作業。場所によっては背丈以上の高さの雪が積もる中、玄関付近や軒下などの除雪に励んだ。

 宮古水産高生徒会副会長の尾形美空さん(2年)は「沿岸ではなかなか降らないふかふかの雪だったので容易に除雪できると思ったが、雪が重くて大変だった」と雪国の苦労を実感。西和賀高生徒会長の羽柴君(2年)は「お年寄りの役に立ててうれしい。来年に20年目を迎えるこの交流がもっと続いてほしい」と願っていた。

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