「日本一」目指す 女子ソフト日立所属 那須選手(大東出身)、支援者に抱負【一関】
日本女子ソフトボールリーグ1部の日立に所属する一関市大東町摺沢出身の那須千春選手(21)の報告会は25日、同市東山町のげいびレストハウスで開かれた。9月に同市で開催される同リーグ第7節にチームが出場することを報告し、地元支援者と共に“日本一”を目指すことを誓った。
那須選手は2015年に日立に入団。ルーキーイヤーにチームトップの本塁打7本を含む16打点の好成績で1年を通じチームの勝利に大きく貢献し、新人賞とベストナイン賞のダブル受賞に輝いた。17年は打撃フォームの改造などにより本来の力が発揮できず、チームのリーグ成績は10勝12敗と総合順位7位に終わった。
報告会には後援会員やスポ少、中学時代のチームメートら約70人が出席。後援会の立谷仲丸会長は今シーズンの活躍に期待を込め、「今年は日本リーグで日立が一関にやって来る。みんなで那須選手に熱い声援を送ろう」とエールを送った。引き続き市ソフトボール協会の千葉幸男会長があいさつし、勝部修市長らが祝辞を寄せた。
那須選手は不調だった昨シーズン、後援会が応援に駆け付けたリーグ終盤の試合がターニングポイントになったことを紹介。「結果が一番という世界で、私がはつらつとプレーする姿を見て喜んでくれる人のいることが大きな気付きになった」といい、自身の思い描くプレーの確立に向けて練習に取り組んできたことを明かした。
「今シーズンは『私にしか出せないカラーを出す』をテーマに、ホームランにこだわっていきたい。一関大会ではしっかり勝って弾みを付け、皆さんと一緒に日本一を目指していく」と思いを語った。
元チームメートやサプライズで駆け付けた地元スポ少から花束の贈呈も行われ、那須選手は地元の温かい応援に笑顔を見せていた。