花巻
もぐもぐ19種味比べ Ｎ―１ＧＰ 「雫石牛すじ塩だし鍋」優勝【花巻】
花巻市内外の創作鍋料理が一堂に集結する同市石鳥谷町の酒蔵まつり冬の陣「Ｎ―１グランプリ」は25日、同町好地のビバハウスいしどりやで開かれた。ホルモンやひっつみ、海鮮、カレーなど多種多彩なラインアップが提供され、来場者による投票の結果、永吉弥（雫石町）の「雫石牛すじ塩だし鍋」が優勝鍋に輝いた。
石鳥谷中央通り商店街振興会と酒蔵まつり実行団体協議会、好地地区まちづくり委員会が主催し９回目。同市をはじめ、紫波町や盛岡市、秋田県などから参加した19業者・団体が趣向を凝らした自慢の味を１杯２００～５００円で提供し、来場者がお気に入りの鍋に投票した。
過去２回優勝し「殿堂入り」となった佐藤精肉店（石鳥谷町）の「ホルモン鍋」と夢家（花巻市）の「牛スジ鍋」、２０１６年ＣＨＡＮＫＯ―１グランプリ初代王者で特別出店のちゃんこ太五郎（盛岡市）の「岩手まるごとちゃんこ」の投票対象外３種類を含め、全19種類（６５００円相当）の制覇に挑む企画も行われ、子供から大人まで６人の挑戦者が完食を目指してわんを重ねた。
鍋の他におにぎりや漬物、海産物を販売する店舗もあり、約１５００人の来場者が思い思いに食べ比べを満喫。家族３人で訪れた菊池春陽君（新堀小学校４年）は「ホルモン鍋とちゃんこ鍋を食べた。鍋はいろいろな具材が入っておいしいから好き」と話していた。
会場には日本酒の利き酒コーナー、南部関特別純米酒を使用した酒アイス販売コーナーが開設されたほか、フィナーレには当たりくじ付き餅まきが行われた。
