一関・平泉

活動10年 集大成 ドリームキッズ 元気に感謝のステージ【一関】

10年目を迎えたファンタジックコンサートで、歌やダンスを披露するドリームキッズ

 一関市大東町を中心とした子供たちで活動するドリームキッズの「ファンタジックコンサート10」は25日、同町摺沢の大東コミュニティセンター室蓬ホールで開かれた。現メンバーやOG、ゲストアーティストらが出演し、多彩なステージを披露。活動10周年の感謝の気持ちを歌とダンスで来場者に届けた。

 ドリームキッズは千葉久恵さん(43)が発起人となって2008年に結成。歌やダンスを通した自己表現をモットーに活動し、千葉さんの指導を受けながら現在は同市や奥州市の幼児と小中高生ら約20人で活動している。

 2部構成のコンサートは「いちのせき キッズプロジェクト・サポーター」が主催。300人以上が詰め掛け、ドリームキッズのほか、プロサックス奏者4人で構成する「サキソフォビア」や4人組バンド「スプライト」などが出演した。

 ドリームキッズは「パレード」「ともだちのうた」「世界中のこどもたちが」「ジャングルグールグル」などの楽曲をダンスを織り交ぜて発表。合唱、二重唱などでみずみずしい歌声を会場いっぱいに響かせた。動物や海賊の仮装をして観客と触れ合う場面もあり、曲が終わるたびに温かな拍手が送られた。

 小川友さん(滝沢小学校1年)は「トラの仮装をして歌うのが楽しかった。少し緊張したけど、うまくできて良かった」と満足げ。

 ステージにはドリームキッズの卒業生も出演。6年ぶりに舞台に立った初代リーダーの鈴木千佳さん(千厩高校3年)は「小学生の時に友達に誘われ、新しいことに挑戦したくてメンバーになった。久々だったけど、ダンスを覚えていて驚いた。記念のコンサートに参加させてもらえてうれしい」と話していた。

 千葉さんは「コンサートを10年続けるのが目標だった」といい、目標を達成して「ステージ上では自分の想像以上の光景が見られた。まさに集大成と呼べるコンサート。本当に良かった」と感慨深げだった。

momottoメモ

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