北上・西和賀

春を呼ぶザゼンソウ 多彩な催しで里開き 来月4日【北上】

ざぜん草まつりをPRするチラシ

 北上市和賀町藤根に春を呼ぶ「ざぜん草まつり」(藤根自治振興会主催)は、3月4日に藤根地内の群生地「ざぜん草の里」で開かれる。見頃には多くの人が訪れるスポットで、郷土芸能披露や餅まき、地元産品の販売など多彩な催しで里開きを祝う。

 ザゼンソウはサトイモ科の多年草で、僧侶が座禅を組む姿に見えることが名称の由来とされる。藤根地区交流センター近くの「ざぜん草の里」では、毎年3月中旬以降に見頃を迎える。

 当日はざぜん草の里のほか、近隣の稲葉神社や同センターで午前10時から午後1時まで開催。出店や食堂が開設されるほか、甘酒提供やひっつみ汁の振る舞い、餅まきが行われ、長清水山伏神楽と北藤根鬼剣舞が演舞する。悪天候の場合は同センターで開催する。

 同振興会の高橋隆雄会長は「今年は雪が多いため、当日の観賞は難しいと思うが、見頃の時期には多くの人が訪れてほしいという願いを込め、今回は里開きとして開催したい」と話す。

 午後1時から同センターで岩手大農学部附属寒冷バイオフロンティア研究センターの伊藤菊一教授が基調講演。同センターに隣接する北上平和記念展示館は、当日限定(午前10時~午後4時)で特別開館する。

 問い合わせは同センター=0197(73)5299=へ。

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