北上・西和賀

利根山光人記念大賞展 入賞・入選作品 来月から展示【北上】

入賞・入選作品展の会期、会場などを決めた「利根山光人記念大賞展」実行委

 利根山光人記念美術館開館20周年記念「利根山光人記念大賞展」の第3回実行委員会(会長・髙橋敏彦北上市長)が2日に市役所で開かれ、入賞・入選作品展を4月から同美術館ほか市内2カ所で開催することなどを決定した。

 委員ら10人が出席した。開催要項によると、展示されるのは44点。来月1日から5月23日まで同美術館で開いた後、同25~27日に市民交流プラザ、同28~30日に市生涯学習センターで開催する。

 大賞受賞者には市内、諄子美術館賞受賞者には同館(同市)での個展開催権が与えられる。作品展終了後、6月以降に開かれる予定。

 2017年度の事業報告では、収支決算を収入、支出からそれぞれ約52万円を減額し259万円とした。

 委員からは「49点と応募が少なく寂しいとも思うが、一定の成果はあった」「受賞が励みになるという声を頂いた。若い人の目標になれてうれしい」「地元の中学生も表彰したことで、絵画以外の方面にも波及効果があるはず」などの声が上がり、公募展の継続を求めた。

 利根山は「太陽の画家」といわれ国際的に活躍。同市立花に構えたアトリエが同記念美術館となった。今回の公募展は利根山が残した作品の半数以上を占める版画にジャンルを絞り、若手育成のため全国の39歳以下から作品を募った。

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