一関・平泉

マツリバ 漫画に 室根大祭PR、そのださん執筆 地元小中学校へ配布【一関】

室根まちづくり協議会が発行した室根神社特別大祭PR漫画「マツリバ行事」

 一関市室根町の室根まちづくり協議会(三浦幹夫会長)は、室根神社特別大祭PR漫画「マツリバ行事」を発刊した。漫画家・そのだつくしさん(雫石町)が文献や過去の映像などの資料を基に祭りの起源や内容を分かりやすく執筆した。同協議会は「祭りに対する住民の思いを漫画という形で表現した。地域の宝として祭りを後世に伝えたい」と思いを込める。

 PR漫画は、同協議会が全住民を対象にしたアンケートで、後世に残したい地域資源として本祭が1位に挙がったことを受け、地域の将来を担う子供たちに祭りを継承していこうと、2015年度に制作に向けて動きだした。同協議会文化交流部会がワーキンググループを立ち上げ、作者のそのださんや神社関係者らと打ち合わせを重ね、完成にこぎ着けた。

 室根神社特別大祭PR漫画「マツリバ行事」の主人公は和歌山県から一関市室根町に家族で引っ越してきた男子小学生。学校の友達や先生、地域住民との交流を描きながら、紀州から熊野神の分霊を室根に迎えて1300年になる祭りの起源や内容、祭りに関わる人たちの思いを知り、伝統を受け継ぐ大切さを体感するというストーリー。

 A5判、96ページで、3000部発行。事業費125万円。作中には室根山と室根神社の説明や祭りの写真、神役(じんやく)の分布図、みこし巡行概要図など関連資料も盛り込んだ。発行に合わせ、7日に室根中学校、8日には室根西、室根東両小学校に漫画を贈呈したほか、勝部修市長に完成報告を行った。

 室根中(鈴木俊行校長)には三浦会長、小山雅也文化交流部会長らが訪れ、生徒と教職員、予備を含めた人数分の125冊を贈った。贈呈のセレモニーでは三浦会長と小山部会長が生徒3人に漫画を手渡した。

 学校でそのださんの講演を聴いた生徒会長の小野寺惟頼君(2年)は「講演会から漫画を楽しみにしていた。祭りを大切にして後世に残したい」、副会長の吉田翔太君(同)は「講演では粗筋しか分からなかったので早く読んでみたい」、同じく副会長の西村月希愛さん(同)は「どうやって祭りが伝わったかをしっかり学びたい」と寄贈に感謝した。

 町内の全世帯にも無料配布するほか、市内の図書館、市役所各支所にも寄贈する。今後、10月に姉妹都市提携する和歌山県田辺市などにも贈り、今秋の室根神社勧請1300年記念の特別大祭をPRしていく。

 三浦会長は「児童生徒をはじめ、住民の皆さんになぜ祭りが生まれたのか、祭りの内容を漫画で分かりやすく学んでもらい、後世に伝えてほしい」と期待している。

▲室根中の生徒に漫画を贈呈した三浦会長(左)と小山文化交流部会長(右)

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