花巻

「3・11」語り継ぐ 体験者が児童に講話【花巻】

3・11を考える会で、防災の心構えや災害時の対応を太田小児童に伝える市川さん(右)
「命を守る3原則」強調 太田小

 東日本大震災から7年を前に花巻市立太田小学校(鎌田省三校長、児童112人)は8日、同市太田の同校で「3・11を考える会」を開いた。釜石市鵜住居地区主任児童委員の市川淳子さん(54)が当時の様子や震災後の取り組みについて講話し、子供たちに命を守る大切さや防災の心構えを伝えた。

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 自身も被災した市川さんは、県立釜石高校2年生が震災時の経験を基に制作した紙芝居を披露。津波が発生して高台に避難し、2日後に家族と再会するストーリーで、▽想定にとらわれるな▽第1番の避難者になろう▽どんな時も全力を尽くす―の「命を守る3原則」を強調した。

 津波に遭遇した場合の行動指針として各自がてんでんばらばらに逃げる「てんでんこ」の教えも説き、「自分の命は自分で守ることが重要。生きてさえいればまた会えるのだから」と語った。

 災害食や避難生活で役立つ知恵も紹介した上で、「自分が被災者になったときの目線で防災を考えることが大切で、実際に大変なときは『助けてください』と言う勇気も必要。災害に限らず、困ったときに助けを求める勇気を持てれば、どんなことがあってもみんなが仲良く、安心・安全に生活していくことができる」と呼び掛けた。

 同小6年の小原映真さんは「家族と離れ離れになるなど、津波で大変な思いをした人がたくさんいたことが分かった。命を守る3原則は、どのような災害でも使えると思う。家の人に教えて意識したい」と話していた。

 同会は、東日本大震災を忘れず力強く生きる気持ちを育て、子供たちに災害の身近さを意識してもらおうと開かれ、全校児童や教職員、地域住民らが参加した。

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