北上・西和賀
元気いっぱいダンス キッザート １年の集大成披露【北上】
北上市文化創造が主催する子供の舞台芸術体験事業キッザート２０１７の今年度活動を締めくくる発表会が11日、市文化交流センターさくらホールで始まった。２クラスのうちダンスの最終日で、子供たちがフロアいっぱいに踊って１年の成果を披露した。
感受性や表現力、考える力などを養ってもらおうと、２０１３年度から開講している。今年度は未就学児から小学生までの22人が参加。歌とダンスの２分野でプロの舞台人から指導を受けてきた。
ダンスの発表では、側転や逆立ちなど、１年間のレッスンで身に付けたことをおさらい。テーマに沿って自ら即興で考え、自由な振り付けを披露した。
同日は東日本大震災の発災日ということもあり、「生きていることが世界に届くように」というテーマも出された。講師３人のうちプロダンサーで振付、演出家の山田うんさんは「寂しい、悲しい、うれしいなどさまざまな気持ちで踊って」と呼び掛けた。子供たちは曲に合わせ、伸び伸びと内面を表現していた。
平渕紬希さん（和賀東小２年）は「みんなと一緒に踊れてとても楽しかった。曲に合わせてうまくできた」と充実した表情を見せた。
残る「うたクラス」の発表会は、21日午後５時から同ホールで開かれる。自由に見学できる。
