花巻

花巻東高ソフトボール部 全国2大会へ 団結し「てっぺん狙う」

ソフトボールの全国大会に向け、闘志をかき立てる花巻東メンバー

 花巻東高校ソフトボール部は、第36回全国高校女子選抜大会(16~20日、岐阜県揖斐川町)と第63回全国私立高校女子選抜大会(25~29日、滋賀県高島市)に出場する。全国選抜は6度目、全国私学は8度目でダブル出場は2年連続。チーム26人の総合力で日本一をつかもうと闘志を燃やしている。

 花巻東は全国選抜の出場を懸けて2017年10月に雫石町で開かれた県新人大会で、2年連続7度目の優勝。さらに同年11月4、5の両日に宮城県東松島市で開かれた東北私学大会で3位に入り、全国切符をつかんだ。

 バッテリーを中心に攻守のバランスが取れ、前チームから主力を担った経験豊富な選手も多い。ピッチャーは球威のある清水慎子主将、コントロールと変化球がさえる佐藤歌鈴選手(ともに2年)の二枚看板が競ってレベルを高め合い、捕手の大越玲那選手(2年)がそれぞれの持ち味を引き出す。有住隆監督は両投手の調子や相手打線に応じて起用を決める考えだ。

 打線は長打力のある選手が並ぶが、中軸の唐牛彩名選手(2年)が「みんなが振ることも小技もできる。犠牲心を持って1点を取ることを徹底したい」と語るようにチームバッティングが信条。4番の大越選手は「どの打順からでも塁に出て打線をつなげられる。主軸としてチームを引っ張りたい」と力を込める。

 全国各地の強豪30チームが集結し、今年1月に静岡県で開かれた栄光杯選抜大会では相次ぐ逆転勝ちで初優勝を飾り、全国大会へ弾みがついた。

 清水主将は「勝利の可能性を諦めず、粘り強く戦うことができた。全国大会では積み重ねてきたことを団結して出し切り、てっぺんを狙いたい」ときっぱり。有住監督は17年の全国選抜、インターハイとも16強入りした前チームよりも力は上と自信を深めつつ、「大会前の練習試合で実戦感覚を取り戻したい。基本に忠実に戦い、初戦から一つずつ勝ち上がりたい」と意気込みを新たにする。

 全国選抜は17日の1回戦で九州文化学園(長崎)と対戦。全国私学は26日から始まる予選リーグで修文女子(愛知)、関西福祉大金光藤蔭(大阪)、常磐大高(茨城)とぶつかる。

花巻東高ソフトボール部メンバー(敬称略、数字は背番号)

 位置  氏名    学年
10投手  清水慎子 (2年)
19捕手  大越玲那 (2年)
2一塁手 佐々木めい(2年)
52二塁手 石塚瑠奈 (2年)
6三塁手 村塚理穂 (2年)
14遊撃手 唐牛彩名 (2年)
13左翼手 廣﨑梨花 (2年)
12中堅手 竹嶋莉央 (2年)
36右翼手 千葉風夏 (2年)
8内野手 佐藤歌鈴 (2年)
41内野手 保坂笑璃 (2年)
22内野手 椛本菜那花(2年)
11外野手 福庭瑠璃 (2年)
26内野手 芦埜亜美 (2年)
21外野手 佐々木美桜(2年)
37外野手 工藤尚  (2年)
20内野手 小野寺紀香(2年)
3内野手 飯野志保 (2年)
1内野手 村田七夕夏(1年)
24内野手 松沢悠  (1年)
25内野手 向井光咲 (1年)
56外野手 砂子真生 (1年)
33内野手 大沼優花 (1年)
29内野手 冨手美里 (1年)
27内野手 星川綾美 (1年)
28内野手 佐々木聖綾(1年)
……………………………………
30監督   有住隆
引率責任者 齋藤照美

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