緑内障、啓発へ 電波望遠鏡ライトアップ【奥州】
「世界緑内障週間」(12~17日)にちなみ、奥州市水沢区星ガ丘町の国立天文台水沢VLBI観測所などが12日夜から緑色にライトアップされ、日本の失明原因で最も多い緑内障の啓発活動に一役買っている。
初期の自覚症状が少ないため気付きにくい緑内障の早期発見、継続治療により中途失明を減らそうという国際的な「ライトアップinグリーン運動」に呼応。全国45都市のランドマーク施設を中心に68カ所で展開している。
県内では、県眼科医会が推進役となり2年目。同観測所の20メートル電波望遠鏡、大正ロマンの雰囲気が漂う奥州宇宙遊学館の2施設など奥州市内3カ所、平泉町の観自在王院跡(平泉の世界遺産)、盛岡市内の東北電力鉄塔や開運橋、盛岡城跡公園石垣など計10カ所で実施している。
ライトアップは17日まで。同観測所などの点灯時間は午後6~9時。