北上・西和賀
県南各地で今年最高気温 マンサクの花満開 北上
14日の県内は気温が上昇し、最高気温が４月上旬から５月下旬並みの暖かい一日となった。県南地方でも10度を超えた観測地点が多く、北上市内の公園では満開となったマンサクの花が北国に春の訪れを感じさせている。
盛岡地方気象台によると、県内は気圧の谷や湿った空気の影響で曇天の所が多く、各地で気温が上昇。最高気温は、花巻14・８度、奥州市胆沢区若柳14・６度と今年最高となり、北上でも13・２度となるなど平年を６～７度上回った。
このうち北上市本石町にある詩歌の森公園では、マンサクがひも状の黄色い花びらを広げ、道行く人に早春の到来を告げている。陽気に誘われるように幼稚園児が散歩に訪れたり、園路に厚く張った氷を割る人の姿なども見られ、通り掛かった県立黒沢尻北高校２年で水泳部部長の千葉達也さん（17）は「歩いていると春の陽気が感じられ、気持ちも晴れやかになる」と話し、部員と共にウオーキングに汗を流した。
同気象台によると、15日の県内は高気圧に覆われ全般に晴れや曇りの天気となる見込みで、山沿いでは雪崩に注意するよう呼び掛けている。
