花巻

持ち味 甲子園でも 花巻東、出発式で決意新た 選抜高校野球

出発式で日本一への決意を新たにする花巻東の菅原主将

 第90回選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園球場)に出場する花巻東の出発式は14日、花巻市松園町の同校で行われ、生徒らの激励を受けたナインが全力プレーで日本一を勝ち取ることを誓った。

 生徒や保護者ら約300人が見守る中、選手約30人と流石裕之部長が入場。小田島順造校長は「活躍する野球部は多くの人を魅了する。決意をしっかりと持ち、頑張ってくれることを期待する。健闘を祈る」とあいさつした。上田東一市長は「市民、県民、全国のファンが応援していることを胸に抱き、力を存分に発揮して活躍してほしい。大会の成果を胸に笑顔で花巻に戻ってくるのを迎えたい」と期待した。

 菅原颯太主将(2年)は「東北、岩手、花巻、何より学校の代表として自分たちの持ち味である全力疾走、元気、カバーリング、最後まで諦めない姿勢を甲子園でも貫きたい。支えてくれた人、応援してくれる人に全力プレーで恩返ししたい」と決意を語った。

 生徒会長の中田祥文君(2年)は「皆さんの瞳から岩手県代表のプライド、日本一への強い意志を感じる。甲子園の雰囲気にのまれることなく、最高のプレーをしてくれると確信している」と語り、生徒がエールを送った。硬式野球部の父母会からは、健闘を願って千羽鶴が手渡された。

 花巻東の選抜大会出場は、菊池雄星投手(西武)の快投で準優勝した2009年、大谷翔平投手(エンゼルス)を擁した12年以来で、6年ぶり3度目となる。流石部長と菅原主将は同日出発。他のメンバーは、組み合わせ抽選が行われる16日に現地入りし、練習試合などで調整する。

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